”賢者の書”

著作:喜多川泰

あらすじ

 人生の挫折にすっかり立ち尽くすだけのアレックスの前に現れる少年。
少年は自分の夢の実現に向けて旅の途中だという。
 待ち人が来るまでにひと眠りする少年はをアレックスは見守ることになった。その間、アレックスは少年の持つ一冊の本を読むことになった。そこにはその少年のこれまでの旅の記録があった。
 アレックスはその本を読み進めるために心が解け、勇気づけられ、まるで自分も一緒に旅をしている感動を覚える。最終章、結末には…。
 心が熱くなる感動の一冊。

【感想】
 アレックスと一緒に私も少年の旅の傍観者になりました。少年目線の景色が美しく展開されながら、心の詰まりが解けていく感覚がありました。賢者はシンプルで、決して難しくない教えを少年に託します。くじけそうになりながらも、少年の一途な思いは強く燃え続けます。煉獄さんの「強く心を燃やし続けろ」がぴったりと思いました。
 少年はついに自分の夢を果たしますが、アレックスの新たな目覚めにはぐっと来ました。そうだ、本のオビにあるように何度でも生まれ変われる。うるうるしつつ、自分の心に静かな火が灯っていることにも気づけました。

 そういえば、昔、とある先輩に「貴方は勇者(戦いでのしあがるの)ではなく、賢者になりなさい。魔法陣を描けるだけの短剣と知恵があれば飛べるから」と言われたのを思い出しました。しばらくしたら、もう一度読んでみる予定の本です。

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